麻丘めぐみ「週刊お宝TV」月刊号 平成18年10月放送分②

今回は、平成18年9月、10月に放送された「週刊お宝TV」の
中から「月光仮面」「なぞの転校生」の2つの放送分を
ご紹介いたします。

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①平成18年9月29日放送
ゲスト 三笑亭夢之助さん(落語家)

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夢之助さんが選ばれたお宝TVとは「月光仮面」(昭和33年~34年)でした。

大瀬康一(おおせこういち)さん演ずる探偵 祝 十郎(いわいじゅうろう)。
彼こそが月光仮面でした。

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悪人たちのさまざまな陰謀に
さっそうと立ち向かう「正義の味方」
白いマントとコスチューム、黒いサングラス。
当時の子供たちのヒーローだったのです。

「月光仮面」をリアルタイムで見たことがない方でも、
主題歌を知っている方は、多いと思います。



               「月光仮面は誰でしょう」
       
             ♪~
              どこの誰かは 知らないけれど
              誰もがみんな 知っている
              月光仮面の おじさんは
              正義の味方よ よい人よ
              疾風(はやて)のように 現れて
              疾風のように 去ってゆく
              月光仮面は 誰でしょう
              月光仮面は 誰でしょう
                              ~♪
             
              作詞 川内 康範  作曲 小川 寛興


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昭和30年当時、アメリカでは、
「スーパーマン」「アニーよ銃をとれ」「ローン・レンジャー」
といったテレビ映画のヒーローものが全盛時代でした。

アメリカを視察された小林利雄さんは、
テレビヒーロー不在の日本に、
アメリカに負けない国産のテレビ映画を作ろうと決心され、
昭和33年、日本で始めてのテレビヒーロー「月光仮面」
を完成させたのでした。

月光仮面はどんな敵にも敢然と戦いを挑みます。    
武器として拳銃は使うものの、相手の拳銃を
跳ね飛ばすだけでした。

「憎むな!殺すな!赦(ゆる)しましょう!」
が月光仮面のキャッチフレーズでした。

夢之助さん
「子供たちがけんかをやるとき
殴るということをしないで
組んで、いかに、相手を転がすか
転がして倒れたらもうそれで終りだ
そういう感じだったですね。」

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そして、
「月光仮面」の魅力について、
おじさんがヒーローだということで
全部ゆだねることができるという「安心感」があったそうです。
また、せりふの中に「心」「道徳」みたいなものが含まれていて、
「正義感」や「尊さ」が感じられ、「清潔感」が溢れていて、
「ああいう大人になってみたい」と思われる様な存在だったそうです。


月光仮面が放送されたのはわずか1年半でした。
しかし、正義のために完全と戦い挑んだ「月光仮面」は
子供たちに鮮烈な印象を残し
放送終了後も「伝説のヒーロー」として
語り継がれていったのでした。











②平成18年10月20日
ゲスト 飯星景子さん(エッセイスト・タレント)

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一番印象に残っている番組は「なぞの転校生」(昭和50年11月~12月)。

「NHK少年ドラマシリーズ」の1つで
1975年に全9回にわたって放送されました。

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主人公は東京郊外の団地に住む中学2年生の岩田広一(高野浩幸)。
ある日 隣に奇妙な少年が引っ越しして来ます。
その少年は、広一のクラスの転校生の山沢典夫(星野利晴)でした。
スポーツ万能、成績優秀で、不思議な力を持つ典夫に
広一のガールフレンド香川みどり(杉田依子)は
序々に惹かれていきます。

一方、不信感を抱く広一は、典夫の家を訪れて、
典夫とその父一郎や奇妙な仲間たちに出会います。
彼らは核戦争を逃れて別の星から来た人々だったのです。

当時、世界は「冷戦の時代」。
米ソが核実験を繰り返していて、汚染された放射能の雨は
人々の不安をあおっていました。

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典夫たちは、漂着した地球にも核戦争の恐怖があることを知り
平和を求めて、次の世界へ去っていきます。

それから1月が経ったある日、
典夫たちは、たどり着いた次の世界で
迫害に遭い命からがら地球に舞い戻って来ました。

そして典夫たちは、この地球に永住することに決心する
のでした。

この番組は、「核の恐怖」という重いテーマを
真正面に子供の目線で捉えた番組でした。
科学万能がはたして正しい道なのかということを、
問い続けていた番組でもありました。

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飯星さん
「今でも、核というものに対して真正面から
描いている子供向けのドラマというものは、あまり無いかも知れません。
そういう意味からも特別な1本になるかもしれませんね。」

「宇宙からやって来た転校生たちが地球を見捨てて
他のところに行ったけれど、ひどい目に遭って
地球はそんなに悪いところじゃなかったとわかってもらえた
ときは、地球人としてうれしかったですね。」

飯星さんによれば、
主役の岩田広一役の高野浩幸さんの詰め襟姿が
すごく素敵でかっこ良かったそうです。

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エンディングでは、
飯星さんのあこがれの高野さんが
登場されるシーンもあり、
とても幸せそうな飯星さんでした。

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今回の「月光仮面」「なぞの転校生」の2つの番組の
共通のテーマは「平和」でした。

平和を愛した正義の味方「月光仮面」。

核戦争を逃れて平和を求めて地球へやってきた
「なぞの転校生」。

「平和」というものは空気の様なもの。
普段はその有り難さには
気づかないが、
失われて初めてその有り難さに気づくもの。

今、再び、核実験が話題にされている時期だからこそ、
これらの番組の意義が大きい。

「平和」を愛する気持ちを育てて来た
このような番組が1つでも多くの国で製作されて
多くの子供たちに語りかけて欲しいですね。



                  BS2 「週刊お宝TV」
                毎週金曜日 19:30~20:00  
             (再)毎週月曜日 23:30~24:00 
                     で放送中



       11月の放送

11月3日  「天下御免」   ゲスト 沢田亜矢子さん
11月10日 「魔法のじゅうたん」 ゲスト Mr.マリックさん
11月17日 「サインはV」  ゲスト 叶和貴子さん







この記事へのコメント

早苗
2006年10月29日 00:36
めぐみさん大好きです^^
笑顔が大好きです! 憧れの人です^^
あなたの様な素敵な女性になりたいと思う私です^^;
めぐカコ
2006年10月29日 01:12
早苗様、こんばんは。
今のめぐみさん輝いていますね。
内面と外面がとても良くバランス
が取れていて素敵です。
Marco Polo
2006年11月02日 12:32
「なぞの転校生」は偶然テレビで見ていて
毎日楽しみにしていました。
クラスでも評判になりドラマのことを休み時間に
いつも話題にしていました。
「NHK少年ドラマシリーズ」まだ見ていますが
これ以外ほとんど記憶がありません。

作家の眉村卓先生の本は
高校生の頃よく読んでいてファンでした。
「なぞの転校生」はそんなこともあり
LDで発売された時買いましたが
プレーヤーが壊れてしまい
今では見ることができません。

めぐみちゃんは「白い微笑」を歌っている頃ですね。
この歌や「なぞの転校生」というと
木枯らしや日の暮れるのが早くなり
冬直前の時期の高校生生活を思い出します。
めぐカコ
2006年11月02日 21:22
Marco Poloさん、こんにちは。
「NHK少年ドラマシリーズ」には、いつも、
深いメッセージが込められている様でしたね。
懐かしいテレビ番組も、懐かしい歌と同じ様に
当時の思い出がいろいろと蘇ってきますね。
はやかり
2013年08月24日 22:56
「完全と」
「敢然と」では?
めぐカコ
2013年08月25日 22:13
はやかり様、ありがとうございました。
早速、修正させていただきました。

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