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2008年1月15日から1月27日にかけて 東京中野にある中野ザ・ポケットの劇場において 劇団「三田村組」の第13回公演にあたる『天井』という 公演があり、麻丘めぐみさんが出演されているという事で 見てまいりました。 劇団「三田村組」にとっても、劇団「マーク義理人情」との 提携公演となった作品でした。 作・演出は、蓬莱竜太さん。 舞台版「世界の中心で、愛をさけぶ」や 「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン」 の脚本を手がけておられる若手実力派演出家です。 ご出演(順不同)は、 野田(寝たきり老人) 三田村 周三さん 牧山 晴美(ヘルパー) 麻丘 めぐみさん(TDC) 牧山 邦弘(晴美の夫) 福本 伸一さん(ラッパ屋) 石原(地元の警察官) 古屋 治男さん 栗谷(地元の警察官) 竜沢 孝和さん(マーク義理人情) 守屋 薫(新人ヘルパー) 岡崎 智浩さん(マーク義理人情) 野田 健一郎(長男) 水木 英昭さん 野田 静香(健一郎の妻) 高乃 麗さん 野田 正志(次男) 成瀬 功さん(マーク義理人情) 野田 貴美子(末っ子) 和田 ひろこさん(ONEOR8) 寛治(家に出入りする男) 高橋 康則さん(マーク義理人情) 洋子(家に出入りする女) 種子さん といった多彩な方々です。 舞台は、古びたオンボロの小屋。 ベッドには、寝たきりの老人 野田(三田村周三)が一人で住んでいました。 そこへ、 地元の警察官 石原(古屋治男)が、同僚 栗谷(竜沢孝和)と 巡回にかこつけて老人の古小屋に入って来ました。 実は、石原は自分の隠し金を寝たきりの野田(三田村周三) が住んでいる古小屋の床の下に隠していたのでした。 そのお金も良からぬ方法で貯めたお金に違いありません。 老人の寝ているベッドのそばのテーブルをのけて カーペットをめくり、床板の一枚めくると、そこには大金が隠してありました。 老人の野田(三田村周三)が寝たきりで動けないのをいいことに、 老人の住む古小屋を使いたい放題に使っていたのでした。 その日の夜は、激しい落雷がありました。 不思議なことに野田(三田村周三)は、近所の落雷がきっかけで 歩ける様になったのでした。 野田(三田村周三)の家には、毎日、美しくやさしい ヘルパーの牧山晴美(麻丘めぐみ)がやって来ていました。 野田は、晴美(麻丘めぐみ)に世話を続けてもらう為、 歩ける様になった事を内緒にして寝たきりの振りを し続けたのでした。 寝たきりだった野田にとって唯一の心の拠り所と なっていたからです。 彼女の夢は「オーロラ」を見に行くことでした。 彼女は、一緒に行きたいという野田に対して 「また、元気になったら、一緒に行きましょうね。」 と、やさしく励ますのでした。 老人の野田(三田村周三)には、3人の実の子がいました。 長男の野田健一郎(水木英昭)は、近所でも有名な親不孝ものでした。 そもそも、父親は長男夫婦と同居していたのですが、 健一郎の妻 静香(高乃麗)によってないがしろにされ、 居たたまれず、家から抜け出して一人で暮らしているのでした。 健一郎は、近所の体裁のために同居を勧めに来たのでした。 もちろん、父はそんな家に帰る気持ちなど一切ありません。 健一郎(水木英昭)は、さらに、知り合いに頼まれ 安い値段で働いてくれる新人ヘルパーの守屋薫(岡崎智浩)を 勝手に雇っていました。 老人の好きな晴美(麻丘めぐみ)に代えて雇おうとしていました。 しかし、バイト感覚のヘルパー守屋(岡崎智浩)は、老人の事など 全く考えていない晴美とは対照的なヘルパーでした。 また次男の野田正男は、自分で会社を経営しているのですが 大きな借金をかかえて返済を迫まれており、 早急に大金を用意する必要がありました。 寝たきりの父のところへ訪ねて来たのも、そのお金をなんとか 父親から用立てようとしたいためでした。 末っ子の野田貴美子(和田ひろこ)は、 仕事ばかりしており、無愛想でいつまでも 結婚しないのが父親として心配の種でした。 貴美子は、兄と一緒に父親を実家に返そうとしていました。 寝たきり老人の野田(三田村周三)の周りに訪れる人は、 みんな自分の事しか考えていないどうしようもない人ばかりでした。 そんな中で 父親の様に慕ってくる若者が、ときどき「かげろう」の様に 老人の元に現れるでした。 若者は、寛治(高橋康則)とその彼女 洋子(種子)でした。 彼等は、ろくな考えを持っていない実の子供とは対照的に 常に老人のことを心配して来てくれるのでした。 野田(三田村周三)は、起き上がって歩ける様に なった事を子供達にも知らせました。 警察官が隠していた床の下のお金も 自由に使う事ができるまで元気になりました。 一方、そのお金を自由に使い、元気も取り戻した老人は、 晴美(麻丘めぐみ)に一緒に「オーロラ」を見にカナダへ 行こうと迫るのでした。 困った晴美(麻丘めぐみ)は、夫の牧山邦弘(福本伸一)に 相談します。 夫の邦弘(福本伸一)は、酒の力を借りて老人に力ずくで晴美を 取り戻そうとしますが、元気を取り戻した老人の力には、かないません。 老人は、晴美(麻丘めぐみ)に 「一緒にオーロラを見に行こうと言ったのは嘘だったのか」 と真意を尋ねます。 晴美は、 寝たきり老人に元気を出してもらおうと 軽はずみに言ってしまったと答えます。 それを聞き、老人は落胆してしまうのでした。 また、 末っ子の貴美子(和田ひろこ)もやって来て、 結婚したいから家に戻って欲しいと頼みに来ます。 相手の両親との手前、父親が別居しているのは 体裁が悪いからでした。 老人は、それなら、結婚したら、貴美子の夫婦と 一緒に住ませて欲しいと頼みます。 貴美子に断られ、 結局、誰も老人から離れていってしまうことになりました。 もう、誰も頼れる人がいない事に気づく野田(三田村周三)は、 再び老いていき、寝たきりとなってしまいます。 そんな野田の元に「かげろう」の様に現れる若者 寛治(高橋康則)とその彼女 洋子(種子)だけが、 「大丈夫だから」と励ましに来てくれるのでした。 実は、「寛治」とは、野田(三田村周三)自身の名前だったのです。 また、「洋子」とは、野田の妻の名前でした。 この二人は、野田にだけしか見えない、 野田自身の心の姿だったのでした。 動けないで寝たきりの「野田」。 「寛治」は、野田の心として 表現されていたのでした。 やがて、元気を無くした野田は、 子供たちによって 実家に引越しされることになりました。 引越しの日。 みんなが、引越しの手伝いにやって来ていました。 老人の気持ちなど誰もわかろうとしないで 引越しの準備をする家族たち。 みんなで揃って食事に出ている間に、 老人は、最期のときを迎えます。 老人は、誰にも看取られずに 一人静かに息を引き取って いくのでした。。。 高齢化社会が問題となっている現在。 「寝たきり老人」について 深く考えさせられるテーマでした。 寝たきりのお年寄りは、 来る日も来る日も、 朝から晩まで 『天井』しか見えない生活を 送っていたのです。 そんな寝たきりのお年寄りの気持ちを理解できて接して いるかと尋ねられたら、日常生活で普通に暮らして いる者には、おそらく大半の方が理解できていない と思われます。 動けない「体」とは別に、自由に動きたい「心」との 間で苦しんでおられるのかもしれません。 些細な事で夢を与えられて 元気を取り戻し 些細な事で夢を失い 元気を失っていく。。。 そんな繊細な 気持ちを理解する事の 大切さをこの『天井』は 教えてくれた気がします。 |
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管理人様始はじめまして。 |
kazu 2008/02/03 10:14 |
kazuさん、コメントありがとうございます。 |
めぐカコ 2008/02/03 13:30 |
めぐカコさん、いらしていたのですね。 |
嶺上開花 2008/02/03 21:21 |
めぐカコさん、はじめまして。 |
shige 2008/02/03 21:21 |
嶺上開花さん、コメントありがとうございます。 |
めぐカコ 2008/02/03 21:36 |
shigeさんコメントありがとうございます。 |
めぐカコ 2008/02/03 21:46 |
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