めぐカコの「麻丘めぐみアルバム」

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zoom RSS 麻丘めぐみ 映画『ひいろ』

<<   作成日時 : 2007/07/21 17:33   >>

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麻丘めぐみさんが出演されているということで、今年の春、
『ひいろ』という映画を見に行って来ました。


2007年春、世間では、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」
が流行している中、私は、あえて反対の方向の映画館に向かいました。


タイトルの「ひいろ」(緋色、火色)とは、
窯(かま)の炎で、素地が酸化して偶然に生み出される
ほの赤い色のこと。

土と炎の巡り合わせにより、色が大きく左右され、古来より
“純愛”を感じさせる色として「想ひの色」とも呼ばれるそうです。

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脚本・監督は実力派「コ江長政」さん。
主人公「呉彩陽」役は、2003年2月映画『しの』のオーデションで
約1000人の中からヒロインに抜擢されたという「小崎さよ」さん。
でした。






あらすじ

上海から南西に3時間ほど車を走らせたところに宜興(ぎこう)という
小さな焼き物の町があります。

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この町に、主人公「呉彩陽」(小崎さよ)という娘と
窯元(かまもと)を営む父「康龍」と母そして祖母の4人家族がいました。






「彩陽」(小崎さよ)は、家から離れ上海で美術学校に通い陶芸の勉強をしていました。

ある日、「彩陽」(小崎さよ)の元に祖母の危篤を知らせる電話が入ってきました。

急いで、実家に帰った「彩陽」(小崎さよ)は、死の直前の祖母から
驚くべき事実を聞かされます。



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「彩陽」(小林さよ)の父「康龍」は、実は、日本人だったというのです。








(回想シーン・・・祖父母が若い頃に時代がさかのぼります。)

戦時下の満州、日本から来た「加藤良治」「加藤せつ」という夫婦が、
祖父母の所へ「陶器」を買い出しに来ていました。

その日本人の夫婦は、「康吉」という男の子を連れてきていました。
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「康吉」は、祖母に家の裏手へ遊びに連れていってもらったり、
「康吉」の為に「小さな茶碗」を祖父が焼いてくれたり、
とみんなにかわいがられていました。


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ある日、日本の敵国だったソ連軍が、日本人狩り目的で、
祖父母の町にも、やって来ました。

あいにく、その時、「康吉」が、高熱でうなされていました。

祖父母は、加藤夫妻に「康吉」を預かっておくので、
早く逃げなさいと勧めます。


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「加藤せつ」は、「康吉」を置き去りはできないと
必死に留まろうとしますが、みんなの勧めで、しかたなく
「康吉」を預けて、その場を脱出することになりました。

その男の子「康吉」こそ、「彩陽」(小崎さよ)の父「康龍」
でありました。


「加藤義治」は、中国で亡くなってしまいますが、妻「加藤せつ」
は、無事、日本に帰国します。


帰国するや、長男「康吉」のことを心配して、祖父母宛てに
手紙を送る「加藤せつ」。

しかし、子供の無かった祖母は、「康吉」を、「康龍」と
名づけて、既に自分の子として育てていました。

「康吉」(「康龍」)に情が移ってしまった祖母は、
手放したくないという想いから、
祖父が「加藤せつ」宛てに書いた手紙の返事を
郵便屋に渡せませんでした。
返事を待ち続ける「加藤せつ」。。。

年月が流れます。。。
                 (回想シーン 終了)










祖母は、「彩陽」(小崎さよ)にその手紙を見せて、
後悔しながら息を引き取りました。


「彩陽」(小崎さよ)は、父「康龍」に実母「加藤せつ」に
出会うため、一緒に日本へ行こうと誘いますが断られ、
しかたなく、わずかな手掛かりをもって一人で日本へ向かうことになりました。



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「彩陽」(小崎さよ)にとっては、「加藤せつ」は実の祖母となるのです。


慣れない日本での生活の中、「彩陽」(小崎さよ)の「加藤せつ」の捜索が
始まりました。
滞在期間は学生ビザの期間のわずか6ヶ月でした。

毎日、コンビニで「おにぎり」を買い続ける「彩陽」(小崎さよ)。
おにぎりの中のすっぱい謎の赤い飴のような物「梅干」は
食べずビンに入れていきます。

映画の中では、ビンに溜まっていく「梅干」の数が、
月日を上手く表現していました。

「彩陽」(小崎さよ) は、ルームメイトの中国人「胡民」と
日本人学校へ通いながらアルバイト先を探しました。

短期間の留学生を雇うところがなく、途方にくれているところで
やさしく受け入れてくれたのが、日本料理屋の「女将」(麻丘めぐみ)
でした。


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「女将」(麻丘めぐみ)は「彩陽」(小崎さよ) を「さよ」と名づけ
「加藤せつ」の捜索も、協力してくれることになりました。

よく当たるといわれる「占いの館」に相談に行く「女将」(麻丘めぐみ)と
「彩陽」(小林さよ)の二人。

怪しげな占い師は、西の方向を示します。






さらに、「女将」(麻丘めぐみ)は、店の客でテレビ番組プロデューサー
「如月」(ルー大柴)にも相談します。

「中国から祖母を探して日本へ、そして感動の対面。。。」
「如月」(ルー大柴)は、番組で取り上げてみようと賛成してくれます。

しかし、一度は引き受けた「如月」(ルー大柴)でしたが、
もともと、バラエティ番組を得意としていたため、
視聴率が見込めるか不安になってきます。

ディレクター「吉田」(金子昇)等の企画に推されて無理やり
捜索を始めます。





手掛かりは、2通の「手紙」と1枚の「写真」。
「写真」には、「加藤せつ」と祖母と幼い日の「康吉」が写っていました。

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しかし、広い日本、「加藤せつ」という名前から見つけ出すのは
至難の業ではありませんでした。
陶器の町と言っても、益子、滋賀、佐賀、美濃。。。と数多く存在し、
捜索はなかなか進みません。





そんな中、
ディレクター「吉田」(金子昇)は、「彩陽」(小崎さよ) と捜索を続ける中で、
次第に恋心を抱き始めるのでした。





ある日、陶芸家の工房で「加藤」という姓が多い陶芸の町は美濃だと聞かされます。



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早速、美嚢へ向かう「如月」(ルー大柴)。


さらに事務所から、「加藤せつ」が住んでいるのは、岐阜県多治見の「うつわ亭」
という陶器を販売している店であるという情報を得ます。

一人電車で美嚢に向かう「如月」(ルー大柴)と、
ロケ車に「彩陽」(小崎さよ) を乗せて走るロケ隊のメンバー。
それぞれ、「うつわ亭」に向かいます。

「如月」(ルー大柴)は、番組の視聴率を考えて、
中国から探しに来た事を演出する為、
「彩陽」(小崎さよ) に「チャイナドレス」を着て対面する様求めます。







「如月」(ルー大柴)、そして「彩陽」(小崎さよ) を連れたロケ隊は、
「うつわ亭」に到着します。

チャイナドレスを着て、ロケ車から降りる「彩陽」(小崎さよ)。
二人の感動的な対面を撮影しようと、
「如月」(ルー大柴)達は、カメラを持って「うつわ亭」に入っていきます。


しかし、「うつわ亭」に入ってきた撮影隊は、
店内で二人の店員に「加藤せつ」との対面を断られてしまいます。


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店内で、もみ合っている間に、一人の店員が「彩陽」(小崎さよ) を
「うつわ亭」の奥へ連れていきました。

店の奥は、窯場(かまば)となっていました。
その窯場の前で、炎を見つめていたのが「加藤せつ」(南田洋子)でした。


「彩陽」(小崎さよ) は中国から持って着た手紙を差し出しました。
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中国の祖母は手紙の返事を出さなかった事を詫びながら最近亡くなったこと。
祖父も、その5年前に亡くなったこと。
を話します。





「彩陽」(小崎さよ) と「加藤せつ」(南田洋子)は、ロケ隊の待ち受けている
「うつわ亭」の店先に登場しました。


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一斉に、カメラとマイクを向けるロケ隊達。

「加藤せつ」(南田洋子)は、うろたえて黙ってその場に立ちすくみます。。。

戸惑いながら側にいる「彩陽」(小崎さよ) 。。。

「加藤せつ」(南田洋子)にマイクを向けて質問を始める「吉田」(金子昇)。

「彩陽」(小崎さよ)は、二人を撮っているカメラを泣きながら手で隠します。

「ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。 如月さんワタシ本当にずるいです。

なんでもしますから、お願い、如月さん、テレビ止めてください。

会うことだけを考えていて、おばあちゃんの気持ち考えていなかった。

苦しめるために来たんじゃない。

でもワタシ今(おばあちゃんを)苦しめています。

みなさんを苦しめています。

ゴメンナサイ。」

「彩陽」(小崎さよ) は、その場で、泣き崩れてしまいます。


それを、見ていた「吉田」(金子昇)は、
「如月さん、オレ、おります。」
と、その場を去っていきます。

続いて、二人を撮影していたカメラマンも、
カメラを「如月」(ルー大柴)に渡して店を
出て行きます。

他のロケ隊も続いて出ていきました。

一人残された「如月」(ルー大柴)。。。


「如月」(ルー大柴)は「加藤せつ」に

「会えて良かったですね。

さよちゃん本当に一生懸命だったんです。

すいませんでした。。。」

と笑顔で詫びて店を出ていきました。



「彩陽」(小崎さよ) は、

「如月さん。。。」

と言って立ち尽くしました。。。



店を出た「彩陽」(小崎さよ) は、
外にいたロケ隊に

「ありがとうございます。」

と頭をさげました。






ロケ隊が帰った後、
「うつわ亭」の2階では、
「加藤せつ」(南田洋子)は、「彩陽」(小崎さよ) に、
「康吉」(「彩陽」の父)の為に60年、毎年毎年
焼き続けた茶碗を並べました。

「彩陽」(小崎さよ) は、中国の祖父母から、「康吉」が受け取った
小さな茶碗を「加藤せつ」(南田洋子)に差出しました。


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「加藤せつ」(南田洋子)は、「康吉」との思い出が次々と
蘇ってきました。。。

その器を受け取って涙を流しながら
「ありがとう。。。   来てくれてありがとう。。。」
と、「康吉」を連れてきてくれたかの様に
感謝しました。




帰国の日。
「彩陽」(小崎さよ) は、「吉田」(金子昇)から、再会という花言葉の
「サネカズラ」の花のペンダントを受け取ります。

「吉田」(金子昇)は、名残惜しそうに、「彩陽」(小崎さよ) を
見送ります。


空港に着いた「彩陽」(小崎さよ) 。
見送りに来てくれた「加藤せつ」(南田洋子)の姿が見えた様な気がしました。

しかし、次の瞬間、その姿は、見当たりませんでした。

「彩陽」(小崎さよ) は、中国の祖母の気持ちを
実の祖母「加藤せつ」に伝えることができた満足感を持って
帰国するのでした。

                             おわり








「うつわ亭」で
「彩陽」(小崎さよ) が、必死に、撮影隊に嘆願する姿は、
さすがに泣けてしまいました。
私も、知らず知らずの内に、暗闇の中でそっと涙を拭いていました。






話題作の多かった今年の春の映画の中で、
この映画を見られた方は、
少なかったと思いますが、
私の心の中には、
さわやかな春の風が通り過ぎた様な心暖まる映画でした。










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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
めぐカコさん、毎度詳細にありがとうございます。
小崎さよさんの演技よかったですね。
その他脇役のみなさんもとてもよかったと思います。
いい映画でした。
さて、以前、応援会の掲示板にも書かせていただきましたが、めぐみさんのファンならいかなる手を使ってでも観ていただきたいと私は心から思いました。今でも思っています。
最近では「アンテナ」での熱演がありますが、めぐみさんは今までほとんど映画に出演されていません。この映画でのキャラクターこそ、今のめぐみさん、いえ、地のめぐみさんに近い気がして、私はとてもうれしい気持ちになりました。テレビドラマなどで「薄幸の女」ばかり演じられてきましたからね。
嶺上開花
2007/07/22 22:10
嶺上開花さん、コメントありがとうございます。
私も、今のめぐみさんは、明るく、元気で頼り
がいのある役柄がピッタリだと思います。
めぐみさんは、以前からそうでしたが、笑顔の
時にその魅力が数十倍にも増す方だと思います。
歌手の時でもそうでしたが、笑顔でこそ、めぐみ
さんが出演される価値があると思うのです。
これからも、そんな作品にご出演して欲しいもの
です。
めぐカコ
2007/07/22 22:48
めぐカコさん度々お邪魔します。めぐみさん、今まではサスペンスなどで薄幸な犯人役など多かったですが、今後は明るいお母さん役などもいいかもしれませんね。めぐみさんのアイドル時代の顔、今の顔を拝見すると、綺麗さの中に毅然とした強さを感じます。剣道をなさっていたこともあるのでしょうけど、ワンコーラス毎に礼はなかなか出来ませんよ。それも深々と。私も柔道、空手の経験がありますが今でもめぐみさんの真摯な姿勢、見習わなくてはいけないと思いました。
くま
2007/08/04 01:08
くまさん、ありがとうございます。
現在のめぐみさんの魅力を最大限に
引き出せる役柄は、やはり、元気で
明るい頼りがいのある女性ですね。
現在のめぐみさんの魅力は、若い頃
剣道をされていた時の精神、礼儀など
古風な日本人の面だと思います。
そんなめぐみさんを誇りに思っています。
めぐカコ
2007/08/04 12:35

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