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zoom RSS 麻丘めぐみ『お宝TVデラックス』第5回〜笑いの力

<<   作成日時 : 2007/07/14 19:44   >>

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平成19年6月9日の『お宝TVデラックス』は、
「笑いの力」というテーマで放送されました。

『巨泉前武のゲバゲバ90分』のオープニングテーマに乗って
当時と同じ様に名前の書いたプラカードを持って入場されました。

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ゲストは
藤本義一さん
岡本麗さん
磯山さやかさん
清水圭さん
のみなさんでした。

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@藤本義一さんのお宝TVは、
『お笑い珍勇伝 頓馬天狗(とんまてんぐ)』(1959〜60年(昭和34〜35年)放送)
でした。

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テレビ草創期の時代劇コメディでした。

『鞍馬天狗(くらまてんぐ)』のパロディで幕末を舞台に
毎回さまざまな騒動が巻き起こりました。

主人公は着流しにずれた鼻めがねが特徴の「大村崑さん」演じる「頓馬天狗」。
ともに事件を解決していく「月形三平太」役には「芦屋雁乃助さん」。
とんま天狗たちを付けねらう「近藤勇造」役は「芦屋小雁さん」

個性ゆたかな登場人物たちが繰り広げるドタバタ喜劇は多くの笑いを生み出しました。

また、『頓馬天狗』の魅力の一つは劇中のチャンバラシーンでした。
とぼけた姿のとんま天狗ですが、いざ敵を前にすると
左手だけの流れる様な抜刀(ばっとう)を披露しました。

その華麗な刀さばきを多くの子供たちが真似したといいます。
かっこよくて面白いそんな『頓馬天狗』は子供たちの心をつかみ
お茶の間に大きな笑いの渦を巻き起こしました。

藤本義一さん
殺陣(たて)の基本がしっかりしていたので
笑いの部分がより引き立てられた。
とおしゃっていました。
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主人公役の大村 崑さんは、
それまでの関西には無かった笑いの素養があったといいます。
テレビに出演される前の劇場コメディアン時代、
回りの先輩が東京浅草の軽演劇の流れの人が多かったため
体で表現する人が多かったそうです。

「頓馬天狗」の脚本家 花登 筺(はなとこばこ)さんは
大村崑さんの体の動きや顔の表情で人々を笑わせる力に注目し、
それまでの東京にも大阪にもない芸風みたいなものを
大村崑さんから引き出されたそうです。

後に、花登さんは、大村崑さんについて
「歩くだけで体からおかしみがにじみ出る天性のコメディアン」
評しておられます。

1959年の皇太子御成婚とともに到来したテレビ時代に
まさにぴったりだったのが大村さんの体を使ったアクションであり、
テレビ時代ならではの新しいスターが大村崑さんだったのです。

藤本義一さん
「大村崑さんの持っているものは、ものすごい大きな軸がありますね。
核。つまり、家庭を守る、あるいは 夫婦愛 あるいは 親子の愛情
というものをね、これが本当の人生の核なんだというのをはっきり
持っているのが大村崑さんですね。」
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大村崑さんは
「人情とか友情とか親子の愛とか夫婦愛とかそういう愛情とかを
オブラートの中に入れて発信していたのよ。
だから喜劇見て笑って泣いていたのよ。
笑いと泣きというのは背中合わせになっているんですよ。

笑いがあればすぐに泣きっていう風に。。。
だからさんざんお客さんを泣かせたら、すぐに笑ってくれるんですよ。
おもしろい事を言ったとたんに急に悲しい事を言ったら急に泣くんですよ。
それが喜劇をやっている人間の楽しみなのよ。」
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喜劇の奥深さを話されました。











次のお宝TVは『お笑い三人組』
1956年〜1966年(昭和31年〜41年)放送
でした。


東京の下町「あまから横丁」を舞台にした人情たっぷりのドタバタ喜劇でした。

当時の若手芸人「八太郎」江戸家猫八さん、「竜介」三遊亭小金馬さん、
「正二」一竜斎貞鳳さんが主演を勤めました。
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日常どこにでもありそうな出来事を題材として取り上げ
庶民性あふれたこの番組は視聴率を40%を越すほどの人気でした。

もともと昭和30年ラジオでスタートした『お笑い三人組』。
その翌年、テレビでも放送されるようになりました。

当時、レギュラー出演されていた楠トシエさんが
スペシャルゲストとして出演されました。
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当時の出演者とは、番組内だけではなく公私ともに現在でも
親しくされているそうです。
当時の事を本当に懐かしそうに幸せそうに話されている
楠トシエさんの表情を拝見すると
あらためて、この番組のすばらしさを感じとることができました。
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清水圭さんのお宝番組は、
『おそ松くん』1966〜1967年(昭和41〜42年)でした。

1966年にスタートした番組『おそ松くん』は、
テレビアニメの草創期に作られたギャグアニメでした。

主人公は同じ顔をした六つ子の兄弟。
おそ松、カラ松、トド松、イチ松、チョロ松、十四松
おそ松くんは六つ子の長男の名前でした。
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その周りを個性豊かなキャラクターたちが固めます。

「チビ太」は六つ子のかたき役。いし頭でおでんが大好き。
そして独特の笑い方が特徴です。

頭の上に旗が立っている「ハタ坊」。

パンツ1枚で町中を歩く大金持ち「デカパン」

顔の形が自由自在に変形する「ダヨ〜ンのおじさん」。

そして、なぞの男「イヤミ」。
毎回さまざまな設定で登場しおそ松くんたちにからみます。

「イヤミ」の「シェ〜!」のポーズは当時、子供から大人まで大流行になりました。
清水圭さんは、正しい「シェ〜!」のやり方として
足の裏が上に向けるのが本格的な「シェ〜!」だと見本を見せてくださいました。

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清水圭さん
「サブキャラクターの個性が強いですね。」
岡本麗さんも
「六つ子よりも、脇の方が印象に残っているんですよ。」
と、個性的な脇役の人気のすごさを話されていました。

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また、番組では、
『おそ松くん』の中でも赤塚さんが気に入って
おられるという回が流れました。

悪役で、金庫やぶりの常習犯「チビ太」が
2度と金庫やぶりはしないと「イヤミ刑事」に
誓って刑務所を出所します。

ところが、ある日、「おそ松」「チョロ松」が、
鍵のない金庫の中に閉じ込められて窒息死
してしまいそうになってしまいます。
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見かねた「チビ太」は、金庫やぶりの誓いを
破って金庫を開けて二人を助けます。

それを見ていた「イヤミ刑事」は、あえて
「チビ太」を見逃がしてやります。

そのやさしさに心を打たれたチビ太は、
子分の「ハタ坊」とともに、まじめに
働けるところを探して旅立つのでした。

めぐみさん
「おそ松くんの中では異色な、喜劇の中でホロッとくる作品ですね。」

藤本義一さん
「赤塚さんそのものは、情の人なんだ。」

清水圭さん
「赤塚さんの漫画には、何話かに1つ、こちらもグッと来るような話があるんですよね。」

藤本義一さん
「。。。と言ってこの情はね。日本人の持っている情じゃなしにもっと広いな。
世界中にあるような情だな。」
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めぐみさん
「笑いの向こう側に必ず涙があるんですよね。」

岡本麗さん
「(笑いと涙が)背中合わせ。大村崑さんが
おっしゃっていたのと合い通じるところがありますね。」

清水圭さん
「ぼく、赤塚さんの漫画で最後、影が長い後姿とか見たら、
子供心に切ない思いをしたんですよ。」

磯山さやかさん
「キャラクターは、すごく見た目も面白いのに
なんでこんなに感動的なストーリーになるんだろうって
その奥深さにちょっとびっくりしていますね。」
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岡本麗さん
「ストーリーを追わなくても楽しめるものと、
ストーリーで十分、大人も感動させるものと
両方持ってらしたってことですよね。」
と赤塚不二夫さんの作品の素晴らしさを話されました。
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最後は、
藤本義一さん、岡本麗さん、清水圭さんのみなさんが推薦された
番組は『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』でした。

1969年(昭和44年)10月伝説的バラエティ番組の放送が始まりました。
軽快なマーチに乗り出演者自らが名前を書いたプラカードを
手に行進するオープニングは、全く新しい番組の始まりを予感させるほど
インパクトの強いものでした。

ハナ肇さんの「あっと驚く為五郎!」という流行語も生み伝説的な番組と
なりました。

スペシャルゲストとして、この番組の司会をされておられた
大橋巨泉さん(73歳)と前田武彦さん(78歳)が登場されました。
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この大物ゲストの2ショットが36年ぶりに実現したのも
『お宝TV』ならではでした。

大橋巨泉さん自身も
「後でNHKが取り上げるような画期的な番組の司会が出来たってことは
やっぱり幸せですよ。司会者として。。。」

また、前田武彦さんも
「ぼくも誇りに思って。。。
いまだに知らない人なんか会うと『ゲバゲバ90分』見てましたよって言われる。」
そうです。


藤本義一さんも含めて3人集まるのは40年ぶりだそうです。

磯山さやかさんも、当時の短編のギャグを見られて、
「セリフが全く無いのにすごく面白いなあ〜と思って。。。
私が見ていたものというのは、セリフでどうにか面白くするというものしか
見ていなかったので、すごく新鮮で楽しかったですね。」
と話されました。
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「ゲバゲバ」というのは
当時、「ゲバルト」という「暴力に訴えても革命をしよう」という
言葉が流行っていたので、テレビ界に「ゲバルト」で殴りこむと
いう意図で2回繰り返ししたのが「ゲバゲバ」だったそうです。


『巨泉前武のゲバゲバ90分』の制作・総監督だった井原高忠さん
が関心を持たれたのは、
活字に頼る大人ではなく生まれたときからテレビが身近にあった若者や
子供たちを対象にした番組の可能性でした。

井原さんは、番組作りを学ぶために行かれたアメリカ視察の中で
2つの番組に出会われました。

その1つが子供に楽しく英語を学ばせるというコンセプトで
作られた『セサミストリート』。

そしてもう一つが、ダン・ローワンとディック・マーティンという2人組が司会をし、
ショートギャグを次々と見せる『ラフ・イン』(1968年〜73年)という番組でした。

『セサミストリート』の製作者が、
「今の映像人間に受けるのは、コマーシャルのテンポですよ。」
と、伊原さんと同じ考え方を持たれていたのに番組作りを確信されたそうです。

そしてしばらくして『ラフ・イン』が出てきました。
『ラフ・イン』の司会のダン・ローワンとディック・マーティンに代わる存在として、
大橋巨泉さんと前田武彦さんを選ばれたそうです。

井原さんはこの2つの番組を日本風にアレンジし
『ゲバゲバ90分!』を作られることにしました。

映像人間の若者や子供をターゲットにした『ゲバゲバ90分!』。
その面白さは次第に大人たちにも理解されるようになり
高い人気を誇る番組となっていったのです。




『ゲバゲバ90分』とは、大橋巨泉さん前田武彦さん二人にとって
どんな番組だったのでしょうか。

大橋巨泉さん
「自分にとっては、自分の代表的な番組を3つ上げるとなると入りますね。」

前田武彦さん
「僕ももちろんそうだね。それとあの番組に出てよかったなあ。。。
(大橋)巨泉とやってよかったなあ。。。と思ったよ。」

と当時、二人はライバルで仲が悪い様に演出されていたのを、
吹き飛ばすかの様に話されました。

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そして、最後に、めぐみさんが「お二人にとって笑いとは。」と
質問されました。

大橋巨泉さんにとって笑いとは
「笑えればなんでもいいと思うんです。
最近、おやじギャグとか言って馬鹿にするでしょ。
冗談じゃないよ!
おやじギャグでも面白かったらいいじゃないか。
駄洒落だろうが地口だろうが人が笑えばいい。
どんな高尚なギャグでも笑えなければダメ!」
と話されました。

前田武彦さんにとって笑いとは、
「(笑いとは)幸せの現われだと思う。
不幸せな時って笑えないもの。
笑いとは余裕とか幸せとか健康とかのモノと思うね。
笑いが無くなったときはやばいですね。
日本全体でも笑いが少なくなってきたらやばいですね。」

といつまでも笑いを大切にしなければならない事を
話されて締めくくられました。





『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』は1970年のお笑いの一つの到達点として
位置づけされる番組だったのかもしれません。
テレビは笑いを多様化させていきました。
テレビが家庭に普及していったことで
我々を取り巻く「笑い」も変化していったのでした。
芸人さん達のスタイルも変化していったのではないでしょうか。
                                  佐藤正宏さんより

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次回の『お宝TVデラックス』は

7月14日(土)夜8:00〜10:00
テーマ「熱きライバルたち」

「白い巨塔」、「巨人の星」、「天と地と」ほか。

ゲスト 山本學さん、瀬古利彦さん、五大路子さん、角盈男さん、安倍麻美さん

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