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zoom RSS 麻丘めぐみ「お宝TVデラックス」第3回目 恋愛のカタチ

<<   作成日時 : 2007/05/12 05:39   >>

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平成19年4月14日(土)
NHK BS2『お宝TVデラックス』第3回目
(午後8:00〜10:00)は、
「恋愛のカタチ」というテーマ
で放送されました。

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ゲストは、
芳村真理さん(メディアパーソナリティー)
高田延彦さん(元格闘家)
小倉優子さん(タレント)
井沢満さん(脚本家)
の方々でした。

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@まずは、芳村真理さんの恋愛のお宝番組
『君の名は』が紹介されました。

忘却とは
忘れ去ることなり。

忘れ得ずして
忘却を誓う心の悲しさよ。

という言葉で始まる『君の名は』。

当時、この番組はラジオで放送されていましたが
放送される時間帯になると、銭湯から人がいなくなる
とまで言われたそうです。



ラジオドラマとして、一世を風靡した『君の名は』は、
テレビでも、1991年にNHK朝の連続テレビ小説として
放送されました。

テレビドラマであらすじを振り返ります。

昭和20年5月、東京大空襲の夜。
焼夷弾が降り注ぐ数寄屋橋で二人の男女
がお互いに、名を知らぬまま助け合い、
防空壕へと逃げ込みます。

氏家真知子(鈴木京香さん)と後宮春樹(倉田てつをさん)でした。

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二人は、数寄屋橋で別れ際、
半年後の同じ日(11月24日)夜8時
数寄屋橋で再会しようと約束する。

もし、その日が叶わなければ
また、その半年後。それも、叶わなければ
また、その半年後。。。と約束する。

春樹は、別れ際、
最後に「君の名は?」と尋ねます。

真知子が答えようとしたとき
警報が鳴り、答えることが無いまま
二人は別れてしまいました。

戦争が真知子の運命を狂わせます。
父親と死別した真知子は
佐渡のおじに引き取られたのですが、
おじに反対され、約束の日に
数寄屋橋に行かせてもらえませんでした。

半年置きに巡ってくる数寄屋橋での約束の日。
しかし、二人の再会はなかなか叶えられないのでした。

それゆえ、このドラマは、「すれ違いドラマ」と呼ばれ
多くの人々の関心を呼びました。


芳村さんは、ラジオドラマの時の
『君の名は』を振り返って

「当時、家族中みんな聴き入って、本当に夢中でいて、
みんなで泣いて、ピュアだったんですよ。」

このドラマの脚本を担当されたのが
ゲストの井沢満さんでした。
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井沢さん
「音だけで自分のイメージを膨らませていましたからね。
だから、主役にしろ、ヒロインにしろ、自分の好みの
顔だち、雰囲気を想像して、この世のものならぬ
ストーリーがその当時は楽しめましたよね。」

人々は戦争で離れ離れとなった肉親や恋人との再会を
主人公の真知子と春樹との再会と重ね夢を託していたそうです。


また、「君の名は」は 
1953年、松竹で映画化もされました。

真知子役を演じた岸恵子さんの
ショールの巻き方は
「真知子巻き」と呼ばれ
当時ブームとなりました。

芳村さんは「真知子巻き」をして見せていただきました。
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映画の公開後もラジオドラマは
伝説的な人気を誇りました。


井沢さん
「今こうやって生きてても、一歩外へ出て
焼夷弾が当たって死んでしまう時代が
すぐそばにあったわけでしょう。

そうすると、『人を好きになること』も、
『生きてる証し』の様な切実なもの
だったのでしょうね。」

芳村さん
「だから、危ない所で生きている中でお互いに信じ合って
生きていこうという純粋なものがあったんじゃないでしょうか。」
と、感想を話されました。

「恋愛ドラマ」というのが、人生や時代というものを写す「鏡」
となってきていたそうです。









A高田延彦さんのお宝テレビは
『純愛山河 愛と誠』
1974年(昭和49)年〜1975(昭和50)年放送
でした。

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原作の漫画は、当時、100万部以上売り上げる
ベストセラーとなり、『愛と誠』ブームが起こっていました。

高田さん
「当時、床屋さんとか、食堂とか、町の小さな医院とか
へ行くと雑誌に混じって必ず、この本が置いてあり、
みんなで、読みあさっていたんですよね。」
と、この物語との出会いを話していただきました。



物語は2人の幼少時代から始まります。

早乙女財閥の一人娘「早乙女愛」は、幼い頃、スキーで
命を落としそうになったところを、「太賀誠」によって命を
救われたのでした。

しかし、その時「誠」は、折れたスキーによって
額に大きな傷を負ってしまいます。

その傷の治療が長引き、学校の落第などにつながり
「誠」は次第にすさんでいきます。


時は流れ、高校生になった「早乙女 愛」(池上季実子さん)は、
偶然、「大賀 誠」(夏夕介さん)に再会します。

しかし、「愛」の前に現れた「誠」は、命の恩人として
憧れた人物とはかけ離れた不良グループのリーダー
となっていたのです。
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額に同じ傷をつけてもらうことで償おうとする「愛」。

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「誠」が今の様な人生を送っているのは自分の責任だ
と考えた「愛」は「誠」を更正させるべく、PTA理事長
である父に頼み込み、自分が通う高校へ彼を転校させて
もらいます。

ところが、名門高校に放り込まれた一匹狼の「誠」は、
転校後も、次々と、事件を起こし「愛」を悩ませます。

そんな「愛」を慰めようとしたのが、クラスメートの
「岩清水弘」(中島久之さん)でした。

「早乙女愛! 岩清水弘は、君の為なら死ねる!」

「岩清水弘」は「大賀誠」に対し命がけの決闘を申出て
「愛」への気持ちを示すのであった。

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「誠」は他の学校の不良グループともけんかを始めます。
中間地点で石にあたりながらもけんかをやめさせようと
する「愛」の姿に「誠」の気持ちに変化が見られます。


当時のプロデューサーの寺田征夫さん

「愛」は、子供のとき、「誠」が身を挺(てい)して
救ってくれて、そのために傷をつけました。
それに対する「つぐない」の気持ちだけで行動をとってきました。
そこの『純愛』をテーマとしたかったそうです。



当時の助監督だった崔洋一さん

愛と誠の二人が窮地に陥ることによって
芽ばえていた「愛の絆」の強さ。
青春の人間同士の言葉が「暴力」と置き換えられる
という瞬間もあったわけですよね。
いわゆる「青春もの」「学園ものに」飽き足らない視聴者は
そこへ関心を惹きつけていったんでしょうね。


原作の漫画本の連載は、1973年から4年間続く中
テレビドラマは74年から半年で終了となりました。

漫画本の連載はその後も続いたため
テレビでは本来の結末は描かれませんでした。

番組では、最終章の場面を出演者の方の声で
再現され、熱演されました。
砂土谷峻と対決で負傷した大賀誠は、体を引きずって
早乙女愛の待つ海岸へ向います。
ラストは、大賀誠が、早乙女愛の腕の中で静かに息を引き取っていくのでした。









B次のお宝番組は、
「タッチ」1985(昭和60)年〜1987(昭和62)年でした。

あだち充さん原作のテレビアニメ「タッチ」は、
甲子園をめざす若者たちの恋と青春が描かれました。

主人公は双子の兄弟。

いい加減でお調子ものの兄「上杉達也」。
一方弟の「和也」は野球部のエースで優等生。
そして兄妹の隣の家に住む「浅倉南」。
3人は幼なじみで同じ学校に通う同級生。

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弟の「和也」は南を甲子園へ連れて行く
と約束します。

一方、兄「達也」は、ボクシンブ部に入部。

二人の兄妹はそれぞれ南に対して想いを寄せていました。

しかし、「南」が恋心を抱いていたのは、兄「達也」の方でした。

「和也」は、甲子園出場という「南」との約束を果たすため、
順調に勝ち進んでいきます。

そんな中、「和也」は、甲子園出場を目前にして、「達也」に対し
恋のライバル宣言をします。

「和也」は「南」と球場で出会う約束を。。。

ところが突然の悲劇が。。。
「和也」が球場に向かう途中、
交通事故に逢い死んでしまったのです。

「達也」は野球部へ入部。
「南」の夢を「和也」から引継ぎ
甲子園を目指します。

みずみずしく描かれた若者たちの恋の
物語は世代や性別を超えて多くの
視聴者の共感を呼びました。

連載自身は1981年から少年誌でスタート。
テレビでの本放送は1985年から始まりました。

スペシャルゲストの「ざ・たっち」。
『タッチ』の大ファンだったお母さんは、
双子の二人に「かずや」「たくや」と名付けられました。

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優等生だった「和也」に対して
お調子もんの「達也」は、あえて「たくや」と変えて
名付けられたそうです。

当時、「和也」「達也」の名前が急増したのも
『タッチ』の影響だと言われています。




この『タッチ』が連載された頃、
それまでの「少年マンガ」「少女マンガ」の独自の流れが
合流して出来上がった時代でした。

少年少女のどちらにも受けるマンガとしての
特徴が『タッチ』にはありました。

感情を直接的に描くのではなく
見ている人の想像力を喚起することで
登場人物へより深い共感が生んでいく手法でした。

少ない言葉の中で登場人物の心の動きを伝えるために
さまざまな工夫がされていたそうです。

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高田さん
「やわらかい時間がゆっくり流れていく
その中でわれわれが想像せざるを得ない。
想像しながらどんどんどんどん
中へ引き込まれていくという印象が強いですよね。」

芳村さん
「『君の名は』(ラジオ放送)と近いなと思います。
ほのぼのとしたものを、あとでみんなが想像できる部分、
柔らかい部分、やさしい気持ちになれる部分というのを残して
しかも涙する。。。
『君の名は』に近いですね。」

「間」というものを非常に大切にしていた作品だったと
言える様です。




そして、最終回。
念願の甲子園出場を決めた上杉達也。
追い求めてきた夢
に触れることで
それまであいまいにしてきた
自分の本当の気持ちに気付きます。

甲子園の出場当日。
達也は、電話で南に
甲子園へ来てくれる様
に告げます。


達也
「おれ、このままじゃ、試合にならないんだ。
はっきりわかったんだよ。
自分の本当の気持ちが。。。」


「タッちゃんの本当の気持ち。。。」

達也
「ああ。
上杉達也は世界中のだれよりも
浅倉南を愛しています。。。
だから」

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「タッちゃん。。。」





『タッチ』は、最後までピュアな気持ちで向き合える
そんな素敵なアニメだった様ですね。









C井沢満さんのお宝TVは、
『男女7人夏物語』
1986(昭和61)年放送でした。


恋愛ドラマの流れを変えた「トレンディドラマ」の元祖
と言われる番組でした。

ビアホールで出会った3人の男性と4人の女性が織り成す
さまざまな恋愛の形を描いたひと夏の物語。
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商社マンの「野上君章」(奥田瑛二さん)は、
親の離婚で愛のもろさを知り
女性との付き合いに一定の距離を保っています。

そんな君章を好きになったのが「沢田香里」(賀来千賀子さん)
彼女は、女姉妹の末っ子に生まれたことで
男性に強いあこがれを持ち
恋にのめりこむタイプの女性でした。

大沢貞九郎(片岡鶴太郎さん)が
密かに心を寄せるのが浅倉千明(池上季実子さん)
しかし、彼女は傷つくことを恐れ
今まで本気で人を好きになったことが
ありません。
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不確定要素の多い恋愛で相手を見つけるより
身元のはっきりしたお見合いの方がいいと
考えるようになったは椎名美和子(小川みどりさん)でした。

番組の中で視聴者が最も恋の行方に気をもんだのが、
神崎桃子(大竹しのぶさん)と今井良介(明石家さんまさん)
の二人でした。
二人の掛け合いは恋愛ドラマに不思議な魅力を加えました。

石井明美の「CHA-CHA-CHA」の主題歌に乗せて送る
ひと夏を舞台にした男女七人のラブストーリー。
番組は金曜日の夜、街からOLの姿が消えたと言われる
程ヒットしたそうです。

井沢さん
「等身大の人物達だったので、感情移入がすごくしやすい
二人だったんですよ。
それまで、遠い存在の人たちだけのあこがれのラブストーリー
として見ていた面があったけれど、
自分も、登場人物や主役になれるんだと思わせたのが
このドラマの魅力だったのですね。」

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ひと夏の恋の恋愛ドラマを演じた「男女7人夏物語」。
当時の演出家生野慈郎さんによれば
その人気の秘密は微妙な「心のあや」が
つむぎだす恋愛模様にあったそうです。
生野さん
「好きなのに好きだと言わなかったり、
或いは、好きだと言ったことによって
自分はそうでもないとわかったり
そういう心の動きを上手く描いていくと
ちょっとしたせりふやお芝居の奥行きが
物凄く深くなっていくんですよね。」

また、生野さん
恋愛の微妙な『心のあや』を描く上で
生野さんが心がけていたのは、位置関係だそうです。

それは、物理的な距離であり、心理的な距離でもあったのです。


心理的に物凄く近寄っているのに
距離的に離れていて電話でしか話せなかったり

お互いに心が離れてしまっているのに
近くにいたりとか

このドラマでは、桃子と良介の恋愛の距離感を表現するのに
「橋」が効果的に使われました。

良助が渡っていったり
桃子が渡ってきたり
真ん中であったり
橋が一つあることによって
見ている人に距離感が具体的に
ニュアンスとして伝わっていきました。



『君の名は』の時代から「橋」は恋愛ドラマに欠かせない
大きな存在なのかもしれません。

芳村さん
「ドラマを見ながら、自分がそのドラマの一部になっていくんだと
思うんですよね。
そういう点でドラマのすごさ。恋愛のおもしろさ。
自分の人生を振り返りながら、今を重ねながら
いけるってところが
こういうドラマのいいところかなって思いますよね。
これで胸がキュンとなるっていうのは
いいですよね、いくつになっても。」

小倉さんは、さんまさんと大竹さんの演技を見て
「お芝居をしているのを見ている感じが無くて
リアルな人と人を見ている感じがするんですよね。」

と二人の自然な演技やアドリブまでがこのドラマの
魅力を高めていたことを話されました。
トレンディドラマはこうして誕生していったのですね。

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最後は、4人ゲストの方の感想でした。

芳村さん
「時代が変わっていっても、一番素晴らしいのは、誰かを好きになる
ということですね。」


高田さん
「作り手の手法によってこれだけいろんな恋愛感、恋愛論というのが
発信されているんだな。」


小倉さん
「4つの作品、どれもすごくドキドキしまして、ビデオを借りたり、本を
読んだりしたいなと思いました。」


井沢さん
「たまには、恋愛ものも、書きたくなってきましたね。
『君の名は』以来書いていないんですよ。。。
ときめきを亡くしたときから老いていくと思うんですよ。
別に成就しなくてもいいから。。。」

とゲストの方の感想で終りました。












次回の『お宝TVデラックス』は

5月12日(土)夜8時〜10時
テーマ「日本のお母さん」

取り上げる番組は
「おはなはん」「肝っ玉かあさん」「あぐり」等

         ゲスト 樫山文枝さん、石井ふく子さん、田中美里さん
              山本一力さん、江戸家小猫さん、奈美悦子さん
              くまきりあさ美さん





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